庄内ボーイズ・活動日誌

山形県庄内地域で活動する野球チーム『庄内ボーイズ』の活動内容です

選手のみんなに手紙をおくりました。

 


日本とアメリカの考え方の違いについて学ぼう

岩隈投手(現巨人)は、日米野球界の考え方の違いについて次のように話しています。

【選手同士がリスペスト】

アメリカは選手同士がみんなリスペクト(尊敬)しているから、誰かがエラーをしてもその選手のせいにはしない。監督のコメントでも選手のことを悪く言うことはまずない。日本はすぐに責任問題にしてしまうところがある。

チームが連敗している時にミーティングをするけど、日本では中心選手、リーダー格の選手が話して終わることが多い。アメリカはルーキーだろうが、試合に全然出ていない選手だろうが関係なく、自分が思ったことを発言する。たぶん日本だったら『何でお前が発言してるの』となる。

全員がリスペクトし合っているから、メジャーという舞台は力が発揮しやすい場所なのかもしれない」と話した。

負けたときに「自分の責任」と言ってはいけない米国・・・「ごめんなさい」と言ったら怒られる          

 

     「自分のやったこと、その結果に誇りを持ちなさい」

*指導者が選手の取り組みをリスペクトしているから成り立つ考え方と言える                 

 

ミスを変えることはできない!

ミスを変えることは誰にもできない。ミスをしたという事実を変えることは不可能である。ならば「今、しなければいけないこと」に頭を切り替えることである。        

失敗した → いい経験をした

一緒に考えよう!

人間の心の状態にはフローとノンフローがある

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【ご機嫌=フロー状態】

気分良く、楽しく、充実感を得られている状態。

夢中になって目の前のことに集中、かつリラックスし、自分の力を発揮できている状態

【不機嫌=ノンフロー】

落ち込んだり、いらいらしたり、心が乱れている状態。

心がゆらぎ、とらわれ、自分らしい力を発揮できていない状態

  【心の状態】 心の状態(を指す針)は声かけや出来事などによってフロー状態かノンフロー状態かに振られる      メンタルトレーニングが教える

           「子どもが伸びる声かけ」辻 秀一(池田書店)より

スポーツマンシップについて

日本・・・どんなに弱い相手に対しても、手を抜かず全力でぶつかるのがスポーツ 

  マンシップ(相手が弱いからといって手を抜いたら、何と傲慢なチームかと批判される

アメリカ・・・大差のついた試合では「これ以上点を取らないように全力でプレーす

  る」のがスポーツマンシップ(例えば、これ以上点を取らないように全力でバント作戦を続ける。盗塁はしないなど)    

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[2020年4月27日10時0分 ]   日刊スポーツ

宮本慎也氏が明かすバントの極意 構え、握り、方向

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小島:まずはどうやったら上達するか教えて下さい。

宮本:技術的には、まずホームベースにできるだけ顔を近づけて、視線の中にボールとバットのヘッドが入るように構えます。

小島:両足は? 開いて構えるオープン、後ろ足を引いて構えるクローズ、両足を平行にして構えるスクエア、いろいろありますが?

宮本:基本はクローズがいいでしょう。体にぶつかりそうな球が来ても、背中なら大ケガはしない。それに、外に逃げる変化球も追っかけて当てにいきやすい。スクエアはあまりないですね。両足がそろうと、顔をベースに近づけにくくなるでしょ? オープンは左打者ならバントした後に一塁に走りやすいというメリットがある。顔をホームベースに近づけて構えるのは、結構怖いものだから、クローズとオープンは自分でやりやすいと思った方でいいんじゃないかな。

小島:なるほど。バットの持ち方は?

宮本:後ろの手はボールが当たる部分に指がかからないように、芯の部分から20センチぐらい下で、スマホを持つような感じだといいですね。グリップに近い方の手は、グッと力を入れて持っちゃダメ。バットのやや先に当てた時、その反動があってもボールを殺せるように、柔らかく持つ。両手の間隔は近い方がやりやすいけど、あんまり近いとバスターに切り替えられない。守備側に送りバントだって分かってしまう。守っている時は、そこを見ていた。だからグリップエンド近くを持って、投げる前に上にずらすのがベスト。そこら辺のさじ加減は、自分の技術と状況によって使い分ければいいと思います。コツは手で合わせにいかないこと。両膝を使って、視界の中にあるバットのヘッドと向かって来るボールに関連性を持たせるように、膝で高さやコースを合わせること。

<深掘り。>

#開幕を待つファンへ 日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏(49)が「送りバント」を深掘りします。構え方、バットの持ち方から、打席での心構えまで…ベテラン遊軍・小島信行記者に極意を明かしました。

   ◇   ◇

宮本 あれっ、今回は僕1人なんですか?

小島記者 そうです。今回は「送りバント」について“深掘り”をお願いします。語れるのは宮本さんしかいないでしょう!

宮本 でも、恥ずかしいんだよなぁ。

小島 何を言ってるんですか。2000安打を達成した選手で400犠打以上を記録しているのは1人だけですよ。誇らしい記録じゃないですか。

宮本 誇らしい記録じゃないって。2000安打を打つ強打者は、みんな送りバントをしないだけ。2000本打った中で、最も打てないと思われていた打者だった、っていう記録じゃない?(笑い)

小島 確かに…。そう言われるとそうですね(笑い)。

宮本 そこは否定したり、フォローするとこじゃないですか(苦笑い)。

小島 でも、よいしょじゃなく、2000本以上を打つ実力がありながら、自己犠牲が必要なチームプレーもしていた、とも言えるんじゃないですか? 実際400犠打しないで打っていたら、あと120本ぐらいヒットを打てていたでしょう。120は言い過ぎでも、100本ぐらいは増えていたと思いますよ。

宮本 うまいこと言いますね。でも正直、野球という競技に送りバントがなかったら、レギュラーになれていなかったし、2000本なんて打てなかったと思う。大した素質じゃない選手が、プロの世界でちょっとでも長く生きるために頑張ったっていう記録でしょ。輝かしい記録じゃないんですよ。それにバントは小学生ぐらいの時はやらなくていいんですよ。そのくらいの時は、バントのサインを出されないような強打者を目指してほしい。

小島 宮本さんの主催している少年野球の大会では、バント禁止にしてますよね。あと、ベテランになって送りバントのサインを出された試合では、ひそかにムッとしていましたよね(笑い)。分かりました。記録の話じゃなくて、技術の話をお願いします!

宮本 その方がスッキリしゃべれますね(笑い)。何から話しましょうか?

小島 まずはどうやったら上達するか教えて下さい。

宮本 技術的には、まずホームベースにできるだけ顔を近づけて、視線の中にボールとバットのヘッドが入るように構えます。

小島 両足は? 開いて構えるオープン、後ろ足を引いて構えるクローズ、両足を平行にして構えるスクエア、いろいろありますが?

宮本 基本はクローズがいいでしょう。体にぶつかりそうな球が来ても、背中なら大ケガはしない。それに、外に逃げる変化球も追っかけて当てにいきやすい。スクエアはあまりないですね。両足がそろうと、顔をベースに近づけにくくなるでしょ? オープンは左打者ならバントした後に一塁に走りやすいというメリットがある。顔をホームベースに近づけて構えるのは、結構怖いものだから、クローズとオープンは自分でやりやすいと思った方でいいんじゃないかな。

小島 なるほど。バットの持ち方は?

宮本 後ろの手はボールが当たる部分に指がかからないように、芯の部分から20センチぐらい下で、スマホを持つような感じだといいですね。グリップに近い方の手は、グッと力を入れて持っちゃダメ。バットのやや先に当てた時、その反動があってもボールを殺せるように、柔らかく持つ。両手の間隔は近い方がやりやすいけど、あんまり近いとバスターに切り替えられない。守備側に送りバントだって分かってしまう。守っている時は、そこを見ていた。だからグリップエンド近くを持って、投げる前に上にずらすのがベスト。そこら辺のさじ加減は、自分の技術と状況によって使い分ければいいと思います。コツは手で合わせにいかないこと。両膝を使って、視界の中にあるバットのヘッドと向かって来るボールに関連性を持たせるように、膝で高さやコースを合わせること。

小島:一塁側と三塁側、どちらの方向がいいんですか?

宮本:それは状況によっても違うし、相手の一塁手三塁手、投手のフィールディングの技術力によっても違う。

小島:そうですね。でも狙う方向を変えるのは、どうやってやるのがいいんですか?

宮本:よくグリップに近い方の手で操作するといいって言うけど、僕はヘッドの下を持っている手で、バットの面を転がしたい方向に向けるようにやっていた。どちらがいいかは、練習してやりやすい方でいい。でも、投手前にしっかりと打球を殺せれば、それが最強。三塁への送りバントは、セオリー的には三塁手に捕らせるように、と言われるけど、しっかり打球を殺せればどちらでも大丈夫。

小島:ちょうどよく打球を殺すのは、難しいですよね。

宮本:バットのやや先に当てて打球を殺すんですが、その時にバットを引くようにして殺そうとするとミスが多くなる。バットのやや先にしっかり当てて、グリップエンドに近い方の手を柔らかく使えれば勝手に打球は死にます。打球を殺す目安は、投手が前に突っ込んで捕る時、打球の勢いを利用して下がるように投げられたらダメ。前に出ながら捕球させるか、止まったまま捕球させればいい。打球が死ねば、そういう捕球しかできないはずです。

小島:話だけを聞いていると、簡単そうですね。

宮本:簡単ですよ。でも簡単だから失敗すると怒られる。みんな決めて当たり前みたいに思ってるでしょ? だから失敗できないと思って硬くなっちゃう。ここが一番難しいんですよ。

小島:メンタルの部分ですね。どう考えていたんですか?

宮本:自分だったら、監督やコーチ、周りの選手やファンが「宮本が失敗したんだから仕方ない」と思ってくれるように努力することだと思う。ずうずうしいけど、周りがそう思ってくれていると自分で勝手に思ってやれば、それほど硬くならずに済む。まぁ、しびれる場面では、どう思っても硬くなるものですが。

小島:そう思ってもらうって大変ですよね。宮本さんみたいに実績を残していた選手ならいいですけど、若い選手が「ミスしても仕方ない」って思われるレベルにはなかなかならない。

宮本:そうかもしれません。でも大事なのは「過程」です。毎日、しっかりバント練習をしているとかあれば、失敗しても怒りませんよ。毎日、練習している選手が失敗するのは、そういう選手に技術を教えてなかったコーチのせい。しっかりした技術力があるのに失敗したなら、プレッシャーを和らげてやれなかったベンチのせい。

小島:ヤクルトのヘッドコーチ時代は“鬼コーチ”みたいに言われていたのに、本当に怒らなかったんですか?

宮本:そういうのがしっかり出来ている選手には怒らないですよ。テレビでバントを失敗したり、守備でエラーしたりすると、よく僕を映していたでしょ。あれって嫌ですよね(笑い)。やることをやっている選手や、仕方ないと思うようなミスで怒ってなくても、ミスしてヘラヘラするわけにはいかないじゃないですか? 表情を変えないようにしていると、怒っているように見えちゃうし…。

◆犠打メモ 通算犠打は川相(中日)の533犠打が最多で、400犠打以上は川相、平野(ロッテ)451犠打、宮本(ヤクルト)408犠打の3人いる。通算300犠打の新井が2038安打したが、「2000安打+400犠打」は宮本しかいない。シーズン最多は01年宮本の67犠打。シーズン60犠打以上は5人、6度あり、今宮(ソフトバンク)だけが13、14年と2度記録。今宮は17年に52犠打をマークしており、50犠打以上を3度も川相、平野に並ぶタイ記録。送りバントを1度も失敗しなかったのが巨人時代の95年川相と09年森本(日本ハム)。43犠打の森本は送りバントが安打になった2度を含め45度、川相は47度試みてすべて成功。シーズン40犠打以上で成功率100%はこの2人だけだ。