庄内ボーイズ・活動日誌

山形県庄内地域で活動する野球チーム『庄内ボーイズ』の活動内容です

通信指導便り

通信指導便りを発行しました。

                                                11/APR./2020

1年生の選手の皆さんへ

                          野球子屋 佐藤 繁信

            今が大事!

      今は、自分が試されているときです

         朝は7時前に起床しましょう!

      夜は10時前に就寝しましょう!

      しっかり3食摂りましょう!

 規則正しい生活をした選手が、大試合に強く、自分をコントロールできない選手は、  大試合で力を発揮することはできません

 

        ―続けて欲しい練習―

  • 真っ向法  ・股関節&肩甲骨の柔軟  
  • 肩体操   ・投球の三段階(肘上げ・ゼロポジション・肘を膝に)  
  • スクワット      
  • 仰向けでのボール投げ上げ  ・素振り(工夫を)
  • タオルシャドー(セットP・T字・フリー・連続)
  • 真下投げ   ・逆立ち  ・ブリッジ
  • 体幹トレ   など

 

 ―こんな時にゆっくり本でも読んでみませんか?(お薦め)―

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」   荒木 香織著(講談社+α新書

・決めて断つ                 黒田 博樹著(KKベストセーズ)

・メジャー直結練習法             阪長 友仁著(東邦出版)

アメリカの少年野球こんなに日本と違っていた 小国 綾子著(径書房

中南米野球はなぜ強いのか          中島 大輔著(亜紀書房

・戦場に散った野球人たち           早坂 隆著(文藝春秋

・逆境を生き抜く力              我喜屋 優著(WAVE出版)

野茂英雄 日米の野球をどう変えたか   ロバート・ホワイティング著(PHP書)

・剛腕            ジェフ・パッサン著(ハーパーコリンズ・ジャパン)

 

―練習道具・お貸しします―

*黄色の穴あきボール   *メディスンボール  *ホッピングボール   

*硬式ボール

*置きティー台  *ラダー&ミニハードル   *ソフトボール など

                      連絡下さい 080-1677-2947(佐藤)

 

―今回の配布物―

  1)「投げるという動作」A3 2枚

   これは2001年に作ったものでかなり古いが、上腕三頭筋の使い方がわかります。

   庄内ボーイズのブログから「ボーイズ便り」にも目を通してください。

  2)K君・S君への通信指導(手紙) A3 2枚

   一緒に活動した身近な選手へ送った手紙です。読んでみてください。

  3)掛布雅之君が羽黒高校に来て講演した時の「庄内小僧」掲載文書 A3 2枚   

   野球選手としての心構えがうまく表現されています。

  4)ダッシュ系トレーニング:思い当たるトレーニングに挑戦して下さい

  5)真っ向法:基本中の基本の柔軟体操です。一番大事です。

  6)メンタルタフネスの診断:正直に記入して下さい。後日集めます。

  7)「LET IT BE」&「PAFF」2年生と一緒に歌いましょう!

 

 ―通信指導―

  投球動作やバッティング動作をこちらまで送ってください。

                           Sashige1972@yahoo.co.jp

  分析して回答します。

  小池コーチも学生時代、動画を送ってくれました。そして一緒に考えました。

  K君にも指導しました。他にも通信指導している選手がいます。

  遠慮なく送って下さい。一緒に考えましょう。

いいねぇー、若い指導者たち

いいねぇー、若い指導者たち

 若い指導者たちに一日の練習を全面的に依頼することがある。それは実際にプレーに参加してもらい体現しての指導となる。最初は遠慮がちの中学生も時間の経過とともにお兄ちゃんコーチと一緒になり大きな声を出し、プレーを真似るようになる。これぞTTP(とりあえず・徹底的に・パクる)ではないか。口先での指導より即効性が生まれ、練習の流れも実に新鮮である。

 私の身体には非科学・非合理な練習法が体験として底辺に流れている。それを乗り越えたから今があると言いたいが、道理を否定する力はそこにはない。

 NPBは勿論、海の向こうのMLB情報や迫力あるプレーを瞬時に目にすることができる。若い脳はそれらの刺激を確実に受けとめている。経験だけを頼りに指導していたのでは、そうした素晴らしい感性を持った選手たちの能力を発揮させてやることはできないだろう。

                                By佐藤 繁信 

英会話と野球

 庄内ボーイズの練習に「英会話レッスン」を導入している。これはチーム目標の一つである「世界を視野に入れた選手・指導者の育成」の実現に向けての一環である。最近は大きな声が教室内に響くようになった。何事においても、この年代の吸収力の素晴らしさを感じる。野球も勉強も今が大事である。

 ある日のレッスン。英会話を聞いた後に、知っている単語をキーワードにその文章全体の意味を理解するように指導している。「わかんなくてもいい、想像してみなさい」 

待てよ、これは野球と同じではないか!?

 野球は予測するスポーツである。相手を攻略する上で投球や打球を予測することは非常に重要なことである。

 英会話レッスンを通し、想像する力、予見能力がアップしてくれたら野球技術の向上にもつながり一石二鳥である。

                                 by佐藤 繁信

指導員資格

 おぉ〜、ナイスシュート!ドリブルもいいねぇ。たった数回の練習でこんなにも変わるものか。冬期間バスケットの練習を採り入れている。しかし今まではただ試合させるだけであったから一向に上手にならなかった。

 今年はバスケットの指導員の資格を持つコーチが基本から指導している。すると選手の技術はみるみると上達した。子どもの無限の能力を再認識し、自分の無知を恥じた。「指導員の資格」は説得力があった。

 野球界に置き換えてみた。日本野球機構NPB)にはアマチュアの厳格な指導員資格はない。各種検定試験は存在するが、他のスポーツ団体とは異なる。一本化しない日本野球界の真価が問われている。それだけに現場を預かる指導者の責任は他競技より重い。決して自己満足することなく、正しいことを伝える努力をしていかなければいけない。

                              By  佐藤 繁信 

美しいホームラン

ひとり言 1

 大きく美しい放物線を描いてスタンドに吸い込まれていくホームランはロマンである。打球がスタンドに吸い込まれるまでの観客、選手の表情は滑稽でもあり、悲劇でもあり、そして歓喜の瞬間でもある。人生そのものだ。

 昨春の選抜大会決勝戦は初回から東邦高校石川投手(昨年、中日ドラフト1位指名)のド派手なスリーランホームランから始まった。その打球は右中間の1番深い所に弾丸ライナーとなって突き刺さっていった。そこにロマンを感じることはなく、あるのは恐怖そのものであった。スポーツにケガや故障はつきものかも知れない。しかし、それを予防・防止するために科学の発達があり、それを適所に活用するのが指導者の責務である。飛び過ぎるバットやボールを野球の進化と捉えるのか商業主義と捉えるのか。私は、もう一度あの美しい芸術的なホームランが見たいと思う。

                                By 佐藤 繁信